2019.05.01
5月のお知らせ
皆様こんにちは。
5月に入り日中の気温は暖かく、とても爽やかで外を歩くのが気持ち良い季節ですね!
先日、早速春の紫外線の強さを痛感する体験をしました。
自宅の車を1時間程洗車したのですが次の日、額の皮が剥け、腕はTシャツ焼けして
いました。まさに夏並みの紫外線だなと思いました。
5月はとても過ごしやすい気候ですが気をぬかないでください!
そして来月は初夏ということもあり今回は日焼け止めのお話をさせて頂こうと
思います。
まず、日焼け止めの基本情報として….
日焼け止め成分には「紫外線吸収剤」と「紫外線散乱剤」の2種類があります。
それぞれの効果は読んで字のごとく、紫外線エネルギーを吸収して紫外線から
守るものと、紫外線を反射して紫外線から守るものです。
◯紫外線吸収剤◯
・メリット
紫外線散乱剤配合の日焼け止めに比べて、白っぽくなりにくく、
サラサラしているものが多いのが特徴です。
ジェルタイプや化粧水タイプの日焼け止めには、紫外線吸収剤が
配合されていることが多いです。
また、紫外線吸収剤の方が、SPF50など高SPFを出せるのが特徴です。
・デメリット
紫外線吸収剤は、紫外線を吸収し熱エネルギーに変換して肌への浸透を
防ぐのですが、この化学反応が肌への負担が大きいと言われています。
◯紫外線散乱剤◯
・メリット
紫外線吸収剤に比べて、肌にやさしいのがメリットです。
・デメリット
最近は伸びのいいものも増えましたが、紫外線散乱剤は白っぽくなって
しまったり、重たい質感が特徴です。また、UV効果が短時間で飛んでしまうので、
塗りなおしが必要となります。
というように、共にメリット、デメリットがあります。
基本情報としてもう1点、SPFとPA表記についてお伝えします。
◯SPF◯
主に、[UVーB]を防止する効果の目安を示します。
[UVーB]を当てて肌が赤くなる時間を何倍まで引き延ばせるかを示します。
例えばSPF10というのは、日焼け止めを塗らない肌が20分で赤くなるような
紫外線を当てたとき、日焼け止めを塗っていれば20×10=200分まで
赤くなるのを防ぐ効果があることを示しています。
SPFは2000年に測定法が変わり、50より大きいものはすべて50+と表示
することになりました。
◯PA◯
主に、[UVーA]を防止する効果の目安を示します。
[UVーA]をあてて肌が黒くなるまでの時間をどれだけ引き延ばせるか4段階で
表示します。
PA + 「 効果がある」
PA ++ 「 効果がかなりある」
PA +++ 「 効果が非常にある」
PA ++++ 「 効果が極めて高い」
では、SPF、PA、表記が高い方がいいのか….ということでもないのです。
SPFを高める為には上記で説明した肌に負担の強い紫外線吸収剤を多く
含む必要があります。
最近では吸収剤フリーで50+という表記もよく見かけますがどんなカラクリ
なのでしょうか….。
はっきり言える事は、日常生活には高SPFの日焼け止めは必要ありません。
フィルドリップサロンとしては、毎日使うならできれば紫外線散乱剤配合の
SPF20〜40を使用目的に使い分けこまめに塗り直すことが最善と考えています。